2017年になったのは知っているのですが、去年の記事がまだ少し残っており、いつも年号をつけて紹介しているシリーズなので、こんな感じのタイトルになっております 
さて、
すっかり寒くなり、うどんの恋しい季節がやってまいりました。
今回の讃岐うどんツアーは、運転手もするのでぜひ参加したいという、とんがりヘアーのM君を新メンバーに加え、まだまだ暗い5時半スタートで讃岐に向かっています 
一軒目

上杉食品
朝6時半から開いているので、このツアーシリーズでも何度も訪れています。もともとは食料品店だったようですが、今ではすっかりうどん屋さん。店の奥で湯がきたてのうどんを、土間に並んだテーブル席に座っていただきます。

ゆでたてもっちりの麺と、すっきりくっきりのスープが、眠っている胃袋をゆっくりと作動させてくれます。トッピングのためだけに揚げられた天かすと、一味をちょっと振っていただくのがおすすめ。スープを飲み干したくなるのですが、この後があるので我慢なのです。
二軒目

天満製麺所
金比羅山の近くにある隠れた名店。私が初めて連れて行ってもらった時と同じく、初参加のM君に、どこにお店があるか分かる?と質問。当然わかるわけもなく、ここですか~?のテンションで車を降ります。

お店ではすでに釜から麺がゆで上げられ、冷水で締められた状態で並んでいます。ここは完全に製麺所なので、どんぶりから箸まで持参。

その中から麺をひと玉いただき、いっしゅうさんが用意してくれていた丼に入れて、同じく用意していただいていたショウガをすって、ねぎを入れて、醤油をかけまわします。
空気を含んだような軽くて柔らかい舌触りと、かみしめるとしっかりした腰で、久しぶりに訪れた名店の実力を堪能。これで、麺の代金のみ、ひと玉70円ていうのが、讃岐うどん文化の奥深さを再確認することになるのです。
今回は、初参加のM君がいるので、いっしゅうさんのお店のセレクトもベスト盤のような素晴らしいラインナップです。
三軒目

山内うどん店
郊外の田んぼ道の踏切を超えて、ちょっとした丘に上がっていくと登場。外には薪がうずたかく積み上げられており、茹で釜はそれを燃料としています。店頭で販売している新米を、いつも甘南備さんが買われており、自宅でもとっても美味しいと評判だとのこと。それを伺って、私も購入いたしましたが、我が家でも大評判です。

年末が近いせいか、めずらしくそばも打っておられます。

限定品は食べておかないといけない性分なので、かけそばに天ぷらを載せて完成。不揃いな麺の太さが口腔内でぶりぶりっと暴れます。おほほ、幸せ~~ 
4軒目
おなかの動きも拍車がかかってきて、まだまだ腹三分ってとこでしょうか。

兼平屋
まんのう町の小さい神社のわき道を入ったところに、ひっそりとたたずむお店。私も初なので、期待が高まるのですが、開店の10時まで1時間弱あります。
臨機応変な大人5人は、じゃあ散歩でもと川を超え、朝の田舎道を楽しみます。

店内はこじんまりといい感じで、おでんや稲荷もおいしそう。

名物、いかの握り天を分けていただきながら、着麺を待ちます。

普通のうどんもあるのですが、品切れでないときもある限定まいまいうどんを注文。うどんの耳、つまり端っこの部分。厚みのあるきしめんのような幅広麺。もちもちした食感で、これ癖になる官能的快感です 
さあ、
4軒目を終えても、まだまだ余裕の胃袋の一行は、初冬の讃岐道を再び進むのです。
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