華泉
ここは松山 二番町と八坂通りの交差点
昔の職場でいっしょだったNくんが、大切な友達を紹介してくれるというので、
彼の行きつけの「華泉」に向かいます。
豚珍行の前の玉井ビルの二階に上がっていくと、
カウンターと個室数個の、こじんまりと落ち着いた雰囲気
先に来ていた彼らに急いで挨拶をして、乾杯です
突き出し
ほうれんそうと蟹が上品な出汁に包まれており、
しゃきしゃきした歯ごたえと、すっきりした切れの良さに、期待が高まります。
Nくんの友人Mさんは、彼の高校の同級生。
スーツが制服のカターイ仕事をされており、
所作と言葉使いの一つ一つから、社会での鍛錬がにじみ出ています
刺身盛り
弾力性のあるタチウオの身からは、ほんわりした香りが立ち上ります。
真ん中の半透明な天然鯛で、ほのかな甘みと乗りはじめた脂を堪能
右下のしま鯵は、ねっとりとしたうまみで、わくわくしてきました。
福島の純米酒を合わせながら、ゆっくりと席があったまります。
笑顔の素敵な元気のいい女将に伺って酒を選んだのですが、
自己紹介すると、うちの奥さんともプライべートで面識があるようで、
改めて世間の狭さを痛感します。
ほごの煮付け
身離れのよいほくほくした仕上がり。
あっさりした味付けで、骨の髄まで吸い付くしましょう
サワラの焼き物
表面の脂ががてかりを放っています
箸を入れると、閉じ込められたうま味エキスがはじけます。
焦げ目の香りも調味料にしてしまう大将、職人ですね
付け合せの、あっさりしたかぼちゃの寒天寄せで箸を休めます。
話題は、
Mさんの東京時代のはなしや、松山に帰ってこられてからも
それまでの人間関係を上手に使って、イベントを展開してきたことなど、
世の中の仕組みに疎い私には、刺激的なことばかりです。
湯葉にまかれたエビが、X状にピーンと立っています
上下の歯で挟んで、外側のカリリと、身がプリンとはじける瞬間最高
先につけた塩が、エビの甘みを浮き立たせます。
〆は、山椒の刺激とほどけるような米を、出汁でつつんでさらさら
味付け、タイミング、量とも、まさに絶妙。
大切な人と素敵な時間を楽しむのに、知っておくべきお店です。
料理の素晴らしさも手伝ってか、すっかり盛り上がった三人は、
「Nくんの会」の設立を宣言し、年内の二回目の日取りを決めるのです
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華泉がオープンしてまもなくの頃
昼膳を食べに行ったことがあります。
懐かしくてコメントをしました。
今もかわらず、美味しそうなお料理ですね。
また、近いうちに行きたいです。
投稿: ちょこっと | 2014年1月10日 (金) 21時36分
こんにちは

昼膳もあるんですね。気になります。
正統派の和食で、自然体の接遇もハイレベル。
すばらしいお店ですね
投稿: ちょこっとさんへ | 2014年1月11日 (土) 10時15分
懐かしいです。華泉・・・
こじまりとしたお店で出された京料理にお酒、幸せな時間であったことを思い出します。
久々に行ってみたくなりました。
今年もいけちゃんブログ楽しみにしています。
投稿: ひろ | 2014年1月17日 (金) 12時00分
ほんとうに、素敵な店ですね

まだ裏を返していないのですが、今年の早いうちに行きたいものです。
ブログも9年目になると、始めた頃と比べて、明らかに胃袋の衰えを感じています。ぼちぼちやりますので、気長にお付き合いくださいませ
投稿: ひろさんへ | 2014年1月17日 (金) 16時39分