鳥津会@北浜大島屋で、ふぐ尽くし!
自称「漢(おとこ)の飲み会」 鳥津会
硬派をきどる連中の集まりですが、今日はちょっと雰囲気が違います
今日は、フグと言えばの「北浜大島屋」@八幡浜
以前、Utoniumさんに連れてきていただいた時に味をしめているので、
かなりテンションを上げての突入
いきなりこの看板でお出迎えされ、こりゃ入店前からたまりませんね
久しぶりに宇和島の貴公子のお姉さん、通称「アネックス」が参加されるため、
ちょっと道に迷った彼女を待ちながら、いつもになくそわそわと浮ついた雰囲気。
さあ、ほどなく「すいませ~ん、お待たせして~」と、登場。
自称硬派達も、「いやいや、ぜんぜん、今来たばっかりです~」
首も、鼻の下も伸びちゃって、合計3cmは背が高くなった気がします。
さて、
広げると名刺サイズはあろうかと思われる「てっさ」
大将のうす引き技術で皿の模様が透けています。
最初は遠慮がちに一枚丁寧に奥歯でかみしめて楽しみますが、
3人に一枚の大皿がやってきており、一人分角度120度OK.
せっかくなので、数枚一気に箸ですくって、口いっぱいに放り込みましょう。
ポン酢で引き立ったうまみを、ゆっくり顎を動かしながら抽出します。
これ、ほんとうにひっくり返るくらい幸せ
「白子」、でか~~~~~
お店にむかう車の中で、幹事の鳥津さんから一言。
「鯵も予定してたんやけど、海が荒れてて採れんかったらしいんよ」
ちょっと残念に思っていると、
「お店のほうから白子を代わりに出すけん、って言われたけどイイ?」
一瞬、頭の中で、え
鯵もおいしいとは思いますが、代わりにフグの白子でいいかですって?
そりゃ、いいもへったくれもありません、大歓迎です
炙られた白子の表面は、ピーンと少しだけ張っています。
箸でゆっくりそこをふれると、パット裂け目が入り中身がとろり
塊の半分くらいをゆっくり持ち上げ、口のほうから迎えに行きます。
うわ~~ん、とろける~~~
こってりしてるけど、キレもいい~~。
カンカンの「ひれ酒」と交互に、くい~~~
これだけ永遠に繰り返したい、脳内モルフィネがんがんでまくり
目の前のI先輩と目を合わせて、「これやね」と深くうなずきます
実はフグ料理の中では「から揚げ」が一番好きってかたもよく聞きます。
衣で覆われて蒸された白身のほっこり具合と、
熱を通すことによってうまさがわかりやすくなり、手が止まりません
お店のほうできっちり仕上げた雑炊は、ふんわり卵が加わりさらさらさら。
前半は本来の塩気で、そして後半はタレのポン酢を加えて二段階。
骨と野菜で深みと甘みがくわわり、これも何ぼでも入ります。
ふぐ雑炊って世の中で、喉との摩擦抵抗がもっとも少ない一品です
大満足のあとは、大将と鳥津さんが旧知の中であることから、厨房見学。
この白子、ぷっくらと立派でほれぼれします。
12月末から1月10日くらいまでは刺身でもいけるとか
きっちり手入れされた包丁での皮引きはまさに名人芸
黒い部分は背中で、比較的難しくないけど、
こちら小さい突起が並んでいる腹は、風船のように膨れる部位。
そのため、とても伸びやすく切らないように均一に表面を剥ぐのは、
相当な年季が必要なようです。
「鯵は、5月以降が旬。
鯵は本来地付きのものなので、八幡浜や宇和沿岸のものが最高。
この時期も脂がのって、うまいんよ。」
「サバは回遊するので、土佐清水あたりが一番うまい!」
同じ種類でも、時期や場所によって違う旬を知り尽くしている
大将の話には、知らず知らずと引き込まれます。
こんな威勢のいい言葉に押されながら、温まった体で外に送りだされ、
次は、もう一つの名物「鯵尽くし」をぜったい食べに来るぞと誓います
すっかりご機嫌の一行は、アネックスも一緒にふらふら。
これはまた、いい感じのネオンですね。
こんなに落ち着いた素敵なバーもひょっこりあるんですから、
八幡浜、さいこうのサイコウなのです
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