ハワイも含めたアメリカで、美味しいレストランを探す方法があります。
Yelpという、食べログのようなサイトで、Yelperと呼ばれる投稿者たちが、
基本顔だしで、レストランのコメントをしています。
まだ日本にはありませんが、近いうちにやってくるかも知れません。
さて、
ハワイ独自の食べ物を食べて見たいので、
Yelpに"Hawaiian Food"と打ち込めば、一番に出てくるのがココ、
"Helena's Hawaiian Food"です。
Bishop Museumというポリネシアン文化を紹介した博物館の近くにあり、
周りには高い建物のない郊外にポツリとあるので、タクシーがお勧め。
ホノルル市内から、20分くらいで到着です 
予約を受け付けて居ないので、昼ご飯時、少し早めに訪れますが、
店の前には、私より何倍も大きいハワイアンも含め、Nativeが行列。
店内は無造作に簡易テーブルが並んだ定食屋風。
まず入店して名前と人数を告げ、
あとは呼ばれるまで店の外でひたすら待ちます

お店のメニューを貰い、並んでいる現地の方にメニューの質問をして
注文するものを決めておきます。
陽気なポリネシアン達が、笑いながら並んでいる横で30分 
やっと店内に呼ばれます 
この方が、Helenaさん
で中国からの移民。
数年前に亡くなり、今は娘さん(っと言ってもおばあさんですが)が、
後をついで家族で切り盛りしています。
さあ、やっとお待ちかねの時間
"Poi, Small ($ 2.75)"
タロイモから作られた現地の基本食。
窓の外から眺めていると、日本でも近所にいそうな爺さん(多分、日系)が、
大きなボールのものを掬って、美味しそうに食べているのですが、
私達には得体が知れないので
、small sizeで様子を見ます。
スライム見たいな粘度があり、
「テレビの世界ふしぎ発見に出ていたので、食べたかったのよ
」と、
一番にスプーンを持った奥さんの顔をじっと見つめます。
食べたかったものだから美味しいのだ、と言い張るのですが、
スプーンは、それ以上は進まない様子 
臭みはないのですが、酸っぱさと舌に張り付く食感が独特。
ガイドブックに「〜と混ぜて食べると絶妙」などと書いてありますが、
何を混ぜても、味が消えるわけでもなく、我が家はsmallを半分以上残します。
もちろん、初めての方は絶対挑戦お薦めです 
"Laulau ($ 4.00)"
タロイモの葉で肉を包んで蒸したもの。
葉の丁度いい苦味がアクセントで、中の肉もホロホロですが、
味はしっかり閉じ込められています

"Lau Chicken ($ 3.80)"
ペースト状のタロイモの葉っぱで、鶏肉の煮込み。
旅行中は野菜不足になるので、この葉っぱがするすると入って来きます。
ご飯と一緒に頂くと、初めて食べたのに、
昔から食べていたかの様な懐かしい喜びを感じます 
"Short ribs Pipkaula Style (US choice) large ($ 10.40)"
店の前で並んでいた時に、メニュー事を伺った現地のおばちゃんが、
「ここに来たなら、これを食べなきゃダメよ
」って教えてくれます 。
牛のスペアリブで、骨付カルビを食べる時みたいに、
骨膜を骨から歯で剥がして食べる部分が、なんとも言えない旨味 
ソースもスパイスが組み合わされた奥行きがあり、夢中でかじりつきます 
"Fried Butter Fish Collar ($ 4.85)"
ホテルでタクシーを呼んでもらった、太っちょオジサンのボーイさんが、
「Helenaに行くなら、魚の首のとこのフライが最高だぜ
」って、
目をクルクルしながら、語ってくれた一品です。
熱々揚げたてで、胸ビレの骨の部分の肉が、ほっこり 
脂のノリも良く、アチアチと、子供達もあっという間に平らげます。
太っちょオジサン、Good Job 
"Haupia 1/2 LB ($ 2.25)"
軽いパフの様な、ココナツを固めたデザート
ココナツミルクの香りと適度の甘さが、絶妙 
生の玉ねぎと、岩塩をつけていただくのがこちらの流儀。
塩で甘さが強調され、玉ねぎの食感と清涼感が対象的です 
店内には、ローカルで小さい店にはに一見そぐわない表彰状の数々 
支払いをしながらお話を伺っていると、
息子さんが日本系人と結婚された話をして下さったり、
先日の震災の心配までして頂きまます。
「Yelpで一番だったから来たんですよ
」と伝えれば、
気に入ったらここに投票してねと、
別のレストランの検索サイトのメアドを手渡すお母さんは
ちゃっかりしています。
すっかり、ファンになった私はオリジナルTシャツを購入し、
歩いて10分のBishop Museumに向かうのです。
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