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2007年5月 5日 (土)

仙人と専務

”いけちゃん、仙人の家に遊びに行かんか?”

私がこのブログを管理している事を聞きつけて以来、何かとお誘いを戴く隣部署の専務から、突拍子も無い電話が掛かります。

”仙人ですか?”

”そうや、仙人の家や!!”

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遠慮を知らない私は、初対面の仙人宅へ一家でお出かけです。

鶯の声に誘われながら、カーナビにも存在しない道無き道をひたすら山中に進むと、仙人の家に20人以上の人々が集まっています。仙人の庵は”岡の上”に突如として現れます。

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気優しいご一家は、大人数の訪問にも”どうぞ、どうぞ”の歓迎。

”手作り豆腐の田楽”は炭火の上でじっくりと炙られ、木の実和えの味噌がじくじくと音を立てているようです。どぶろく片手にかぶりつくと、今まで経験した事のない新鮮な山の香りが鼻腔に抜け上がり、下界の事を忘れてしまいます。

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”いたどり””山蕗”の焚いたものです。料理屋さんで出るのとは新鮮さも、量も、味も別物です。こういう山の料理が元となり、我々の食生活は成り立っていたのだと痛感します。

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初体験は、この山しょうが取ってきたばかりの物の付け根2cm程だけ酢味噌につけて齧るのですが、これほど清清しい山の恵みをダイレクトに食したのは初めて。

仙人の正体は81歳のおじいさんで、この家の主。手作りの太くて丈夫なかずらで出来た杖がトレードマークです。今でも大家族で生活されており、子供の頃におばあさんの家で味わった体験が、30年以上ぶりに甦ってきます。

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大きな釜で湯を沸かして、餅つきと饂飩の準備が平行して進みます。

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”よもぎあんこ餅”我が家の餅つきとかなり違います。米をはがまで蒸して臼に移し塩を振るところまでは同じです。ここではある程度つき上がったら湯がいたよもぎと、なんと生卵を入れます。餡を中に入れて、きな粉を振って出来上がりですが、卵を加えた分だけまろやかさが増すのと、採りだちのよもぎの適度な苦味と抜けるような香りが絶品で、サルキジもパクパク。

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先ほどの足で踏んで熟成させた饂飩を手伸べして、大きな釜で一気に茹で上げます

再沸騰して麺が中央に湧き上がるように浮いてくれば、箸を伸ばして”釜揚げ”

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驚愕なのはこの浸け汁。山から鉄砲で採ってきたヒヨドリを、奥さん達が一日がかりで毛をむしって叩いてミンチにしたものと、小ぶりでのぷりぷりのどんこで出汁がしっかりとってあり、芳しい醤油ベースでまとまっています。

そこに、太さは不同でも腰のしっかりした饂飩が入れば、人生最高のうどんに間違いありません。

大なべの麺は瞬く間に無くなり、私など短い割り箸で鍋の底にあるだろう残った麺をすくおうとして手を危うく焼けどする所です(^_^;)

仙人は霞を食べて生きているわけでは無く、山の恵みに寄って生きているのでしょう。

全身と舌で山を体験させていただき、心から感謝ですm(__)m。

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コメント

こんな場所があるんですね。専務恐るべし。。。

こんな場所あるんですよ!でも、私の実家から車で30分なんですけど(^_^.)

すご~い!の一言ですね。
このような体験は人生のなかでも数少ないものでしょうね。
商売とか金銭から超越したメニューみたいで、
食やもてなしの根源があらわれているように思えました。

本当、良い体験が出来ました(これもブログをやっていたおかげ!(^^)!)。自然体でもてなして戴いた仙人一家に本当に感謝しています。その辺に生えている竹を採ってきて作ったコップで呑んだどぶろくは、お金で買えない何かを教えてくれました。

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